映画「キングダム」シリーズ第1作についてのもろもろを解説します―。
この記事で分かることをチェック!
- 映画「キングダム」が観られる動画配信サービスは?
→おすすめはU-NEXT 、Amazon.co.jp。無料トライアルがあります。 - 1分でわかる「簡単あらすじ」
- ふくろおじさんの独り言(感想)
- ふくろおじさんの歴史授業!
- ロケ地・音楽について
→日本各地と中国。
→主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」
映画「キングダム」が観られる動画配信サービスは?
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1分でわかる「簡単あらすじ」
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1分で読めます!
映画「キングダム」は、中国の春秋戦国時代を舞台にした歴史アクション映画です。原作は原泰久の人気漫画で、実写化は不可能と言われていた難題に挑みました。主演は山﨑賢人と吉沢亮で、吉沢亮は二役に挑戦しています。
物語は、大将軍になることを夢見る少年・信(しん、山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい、吉沢亮)の出会いから始まります。
信は親友の漂(ひょう、吉沢亮)が嬴政の影武者として命を落としたことで、嬴政に敵意を持ちますが、やがて彼の夢に共感し、王都奪還のために協力することになります。
しかし、嬴政の弟・成蟜(せいきょう、本郷奏多)は王位を狙い、左丞相・朅氏(かいし、石橋蓮司)や元将軍・左慈(さじ、坂口拓)などの強敵を引き連れ反乱を起こします。
信と嬴政は数的に圧倒的に不利な状況で、昔友好関係にあった山の民や六大将軍・王騎(おうき、大沢たかお)などの協力者を得ながら、壮絶な戦いを繰り広げます。
信は自分の夢と親友の遺志を胸に、敵や仲間との激闘をくぐり抜けて成長していきます。また、嬴政は弟との対決を経て、中国をひとつにするための第一歩を踏み出します。
二人の青年が熱き魂で運命に立ち向かう姿が描かれる壮大な歴史エンターテイメント映画です。
ふくろおじさんの独り言(感想)
私、ふくろおじさんの勝手な感想です。
もうホント、読み飛ばしてかまいません…。
ちなみに原作は一切読んでいないので悪しからずー。
邦画でも、こうした一大スぺクタル映画が楽しめるようになって久しいですが、この映画もエンターテイメントとして素晴らしい出来だと思います。偉そうにすみません…。
でも、巷では「ひどい映画だ」という感想も少なからずあるみたいなので、自分は十分に楽しめたと言っておきます!(原作のファンは満足いかない部分があったのかも⁈)
まずは、2人の主演が素敵ですね。特に山﨑賢人さんはとっても役に入り込んでいるというか、恐らく普段の感じとのギャップもあるのだろうけど、でも違和感がなく、「信」という青年を肩肘張らずに演じていらっしゃると思った次第です。
吉沢さんも、役柄、王としての威厳を醸し出さなければならないのですが、こちらはまた、王としての威厳を出しつつも、若い王としての幼さのようなものが感じられ、非常にリアリティーがありましたね。意図的かはちょっとわからないですが、若き王、嬴政の未熟さというものが感じられたのです。これが役作りの上でのことだったらすごいなー。
いずれにせよ、もうこの2人にぞっこんです。おじさんですが。
で、個人的に一番の見どころは、山﨑さん演じる信の戦いっぷりです。若干ワイヤーアクション感が出てしまっているのは否めませんが、通常のアクションは見ていて清々しいというか、大作映画を観ているという実感が湧いてくるのです。それはもう、映画の時代性とか歴史的背景とかは、一旦忘れますが、もうそれでよいと思わせる説得力がありますね。原作もそうなのかな?
ということで、歴史映画という視点では物足りない(でも、宮廷とか服装とか調度品などは、時代をイメージするのに役立つので、中国古代史が苦手な人は観て損はないですよ。)かもしれませんが、それを凌駕する原作(たぶんですが…)・脚本の持つストーリーの面白さ、役者の演技など数々の見どころがあり、私は大満足です。
「キングダム2」も観ましたが、早くも3に期待している自分がいます。
ふくろおじさんの歴史授業!
より深く「キングダム」の世界を味わうために、実際の歴史を学びましょう!
歴史検定試験2級&世界遺産検定2級のふくろおじさんが教えます。
でも、むずかしくないのでご安心を!
映画キングダムの舞台は、現在の中国における、春秋・戦国時代と呼ばれる時期です。
春秋・戦国時代は、紀元前770年から紀元前221年までの約550年間。この時代は、周王朝が衰退し、各諸侯が自立して争い合いました。そのため、東周時代とも呼ばれます。
春秋戦国時代の前半である春秋時代は、紀元前770年から紀元前403年までの約370年間です。この時代は、『春秋』という歴史書に記録された時期で、斉や晋などの“春秋の五覇”が出現しました。諸侯は周王室の統制を離れて同盟や戦争を繰り返しましたが、中華諸侯としての連帯意識もありました。桓公や文公などが尊王攘夷を唱えました。
戦国時代は、紀元前403年から紀元前221年までの約180年間です。映画「キングダム」の始まりは紀元前245年ですので、まさにこの戦国時代が舞台。この時代は、晋が韓・魏・趙に分裂したことを境にします。この時代には、“戦国の七雄”と呼ばれる秦・韓・魏・趙・楚・燕・斉が激しく争いました。諸侯は王号を名乗り、富国強兵策を推進しました。秦は商鞅の変法などで強大化し、他国を次々と滅ぼして中国を統一しました。
春秋戦国時代は、社会経済や思想文化にも大きな変化がありました。鉄器や貨幣の普及、交通や商業の発展、農業や手工業の特産化などが起こりました。孔子や孟子などの儒家や、荀子や韓非などの法家や、老子や荘子などの道家など、“諸子百家”と呼ばれる様々な思想家が活躍しました。
ロケ地・音楽について
映画「キングダム」の撮影地・ロケ地は日本と中国で行われたようです。
ここでは、主な撮影地とロケ地を挙げていきます。
この大作映画の壮大なロケ地に旅するのも楽しそうですね!
- 熊本県阿蘇市「夢☆大地グリーンバレー」→信と漂が森で剣の鍛錬をしている場所
- 静岡県裾野市「富士山資料館」付近→信と漂が育った里典の家
- 千葉県鋸南町→信と朱凶の戦闘シーン
- 鹿児島県雄川の滝→信と嬴政・河了貂・昌文君が合流する避暑地
- 宮崎県神々溝(かんがみぞ)→山の民とのシーン
- 栃木県大谷資料館(地下採掘場)→巨体のランカイとの戦闘シーン
浙江省にある象山影視城→咸陽宮や王騎将軍の屋敷などのシーン
次に主題歌とサウンドトラックの紹介です。どちらも映画の壮大な世界観を見事に表現していると思います。
ONE OK ROCKはスタジアムロックバンドとして、世界でも活躍していますね!
ちなみにサウンドトラックに主題歌であるONE OK ROCK「Wasted Nights」は収録されていないので注意です!
- 主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」
- サウンドトラック:やまだ豊 映画「キングダム」オリジナル・サウンドトラック -完全版-
まとめ
- 動画配信で観るなら、おすすめはU-NEXT 、Amazon.co.jpの初回無料トライアル。
- 個人的にはひどい映画などではなく、十分楽しめる、歴史エンターテイメント映画。
- 舞台は中国の「春秋・戦国時代」。“戦国の七雄”が割拠していた時代。
- ロケ地は「日本国内」と「中国」。多くの場所で撮影。
- 主題歌はONE OK ROCK「Wasted Nights」/サウンドトラックは作曲:やまだ豊「映画「キングダム」オリジナル・サウンドトラック -完全版-」
これからの展開も楽しみな映画「キングダム」。
まだ映画を観ていない方やより続編を楽しみたいと思っている方に向けて「動画配信サービス」や「見どころ」「実際の歴史」「ロケ地・主題歌、サントラ」について記事にしてきました。
この記事を参考に、次回作の予習や復習に励みましょう!